ハートヤイ(ハジャイ)とは?
タイ南部に位置する「ハートヤイ(Hatyai/Hat Yai)」は、ソンクラー県に属する南部最大級の都市です。タイ人にはもちろん、マレーシアやシンガポールの旅行者にも“週末旅行の目的地”として非常に人気があり、観光・ショッピング・グルメのすべてが手頃に楽しめる街として知られています。
タイ南部の中心都市
ハートヤイはタイ南部の物流・交通のハブとして発展した街で、鉄道・長距離バス・飛行機が集中し、地方都市ながら賑わいがあります。特にマレーシア国境に近いため、マレーシア人観光客の割合が非常に多いのが特徴です。
街の中心は「リーガーデンプラザ(Lee Garden Plaza)」を中心にレストラン・マッサージ・ホテル・ナイトマーケットが集まり、初めて訪れる旅行者でも歩きやすいエリアです。
歴史と文化の背景
ハートヤイは元々、鉄道の開通とともに急速に発展した都市で、現在では南タイの経済の要となっています。
中国系タイ人のコミュニティも大きく、点心や中華系料理が豊富なのもこの街ならでは。タイ南部特有のスパイシーな料理と中華文化が混ざり合い、食の多様性が魅力となっています。
治安は?テロについても正しく理解
ハートヤイは基本的に観光で訪れるには安全な街ですが、タイ南部3県(ヤラー・パッタニー・ナラティワート)では過去に政治的な武力衝突が続いた歴史があり、その影響で「南部=危険」というイメージを持たれる方もいます。
しかし、ハートヤイはその3県とは異なるソンクラー県にあり、旅行者が訪れる中心街は比較的安全です。
・夜遅くの裏通りを避ける
・高額な貴重品を見せない
・知らない人についていかない
など基本的な海外旅行の注意を守れば問題ありません。
多くのマレーシア人・シンガポール人が週末旅行で訪れていることからも、観光地としての安全性は高いと言えます。
バンコクからハートヤイへの行き方(費用・時間詳細)
ハジャイは南部最大の都市だけあり、バンコクからのアクセス方法は非常に豊富です。ここでは旅行者が利用する主な3つの移動手段を紹介します。
① 飛行機(最速・おすすめ)
最も一般的で早い方法が飛行機です。
- 所要時間: 約1時間20分
- 費用: LCCなら片道800〜2000バーツ程度
- 発着空港: ドンムアン(DMK)・スワンナプーム(BKK)
AirAsia、Nok Air、Thai Lion AirなどLCCが多く就航しており、プロモーション時期は片道500バーツ以下ということもあります。
ハートヤイ空港は市内から約12kmほどの位置にあり、空港前のタクシーやソンテウ(乗り合いバス)を利用し、市内まで20〜30分でアクセス可能です。
タクシーは固定料金で300バーツ前後が目安です。
② 夜行バス(安く行きたい方向け)
バンコク南バスターミナル(サイタイマイ)や北バスターミナル(モーチット)からハートヤイ行きのバスが運行されています。
- 所要時間: 12〜14時間
- 費用: 700〜1200バーツ
- VIPや1stクラスのバスであれば座席も大きく快適です。
長時間移動が苦手でない方や、交通費を抑えたいバックパッカーに人気の手段です。
③ 鉄道(ロマンあふれる旅)
バンコクのフアランポーン駅、またはクルンテープ・アピワット駅からハートヤイ行きの鉄道が運行しています。
- 所要時間: 14〜17時間
- 費用: 2等寝台で約700〜1000バーツ
- 夜行列車なら横になって眠れるので意外と快適
鉄道好きやゆっくり旅を楽しみたい人には最高の選択肢です。
ハジャイ名物「ガイトード・ハジャイ」とは?
ハートヤイに来たら必ず食べるべき名物料理があります。それが ガイトード・ハジャイ(ไก่ทอดหาดใหญ่) と呼ばれるハジャイ式フライドチキンです。
南タイ式フライドチキンの特徴
ガイトード・ハジャイは普通のフライドチキンとは違い、
揚げ玉ねぎ(フライドシャロット)をたっぷりのせて食べる
のが最大の特徴です。
さらに、
・ターメリック
・コリアンダー
・ガーリック
・南タイ特有の香辛料
で下味をつけており、一口食べると香り豊かでスパイシーな風味が広がります。
表面はカリッと、中はジューシーで、タイ南部のグルメの中でも特に人気の高い料理です。
実際にガイトートデチャーで食べてみた
今回訪れたのは、地元民にも観光客にも大人気の名店
「ガイトート・デチャー(Kai Tod Decha)」。
ハートヤイ市内の中心部からアクセスしやすく、ソンテウやバイクタクシーでも行きやすい立地です。ローカルながら清潔感もあります。
注文したフライドチキンセットの内容
- ガイトード(ハジャイ式フライドチキン)
- ライス
- 付け合わせのフライドシャロット
チキンは注文が入ると揚げたてを提供してくれるため、アツアツの状態で登場します。表面は黄金色で、さっくりとした衣の感触が見た目からも伝わってきます。
食べた感想
まずはチキンをひと口。
外はカリカリ、中は肉汁がしっかり閉じ込められていて驚くほどジューシーです。
ターメリックの香りがふわっと広がり、ピリッとしたスパイスがクセになります。チキンの上には甘みと香ばしさが詰まった揚げ玉ねぎがたっぷり。チキンと一緒に食べることで風味が倍増し、ライスと合わせると止まらないおいしさです。
特に印象的だったのは、油っこさが全く残らない軽さ。南タイ料理は味が濃いイメージがありますが、ガイトード・ハジャイは日本人の口にも非常に合う味だと感じました。
付け合わせの甘辛ダレをつけると、また違った風味を楽しめます。
ハートヤイへ行ったら絶対にガイトード・ハジャイを食べるべき!
ハートヤイは観光地として過小評価されがちですが、
南タイならではの食文化・中華文化・ローカルな雰囲気
がぎゅっと詰まった魅力的な街です。
そしてこの街を象徴する料理が「ガイトード・ハジャイ」。
日本ではまず食べられない味なので、タイ南部に足を延ばす際はぜひ体験してみてください。










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