そもそも「バインミー」とは?
ベトナム旅行の楽しみのひとつといえば“バインミー”です。バインミー(Bánh mì)とは、フランス統治時代の名残であるバゲットを使ったサンドイッチで、外はパリッと、中は軽くてふわっとした生地が特徴です。このパンに、
・レバーパテ
・チャーシュー(豚肉)
・なます(酢漬けのニンジンと大根)
・パクチー
・特製ソース
など、ベトナムらしい具材がたっぷり挟まれています。
現在では世界中で人気のベトナム料理となりましたが、実は本場では地域によって味や具がまったく異なります。ホーチミンの甘めソース、ホイアンのカリカリ食感、そしてハノイではよりシンプルであっさりとしたスタイルが定番です。
そんなベトナムの国民食ともいえるバインミーですが、今回の主役は“ある意味ベトナムの常識を超える”一品です。
それが 「ケバブ × バインミー」 の奇跡のコラボグルメです。
ノイバイ空港から徒歩で行けるローカル屋台がすごい
今回紹介するのは、ハノイ・ノイバイ国際空港(Noi Bai International Airport)から歩いてアクセスできるという珍しい立地の屋台、
「ケバブバインミー屋台 ノイバイ支店」 です。
空港近くの飲食店は、タクシー移動が前提のことが多いですが、この屋台は空港ターミナルの出口から徒歩で約5~8分程度。敷地の外周に沿って歩いていくとすぐに見つかる気軽さが魅力です。
歩く目安としては、
- 到着ロビーを出て右方向
- 道沿いに数分歩くと、地元スタッフの休憩スポットのような場所があり
- その一角に小さな飲食屋台が並んでいます
その中でも明らかに行列ができているのが、この「ケバブバインミー屋台」です。
空港という国際的な場所にも関わらず、雰囲気は完全にローカルそのもの。テーブルも椅子も簡易的で、ベトナム独特の雑多な活気と匂いが漂っています。
これが噂の「ケバブバインミー」!
屋台の看板メニューはもちろん “ケバブバインミー”。
見た目は普通のバインミーのようですが、中身をのぞくと明らかに異彩を放っています。
なんと、具材が ドネルケバブの肉 です。
縦に回るケバブの機械で焼かれた肉は、外はカリッと、中はジューシーに仕上がっています。そこにベトナム式のバゲット、なます、野菜、チリソース、マヨネーズが加わることで、奇跡の“多国籍グルメ”が完成します。
まさに、
「中東 × フランス × ベトナム」
という味の国際会議です。
空港周辺でこれほどクオリティの高い屋台があるのは珍しいです。
実際に食べてみた
今回注文したのはもちろん ケバブバインミー 1つ。
焼き立てのケバブ肉を削ぎ落とし、バインミーの中へ豪快に詰めてくれます。
一口目の衝撃
かじった瞬間、まず驚いたのがパンの軽さ。ハノイらしい外パリ・中ふんわりのバゲットで、油っこい具材との相性が抜群です。
続いて押し寄せるのがケバブ肉の旨味。
味つけはスパイスが香りつつもそこまで強くなく、日本人でも食べやすいバランスです。
その肉に、なますの酸味とシャキシャキ感が加わることで、一気に“バインミーらしさ”が生まれます。
そしてチリソースのピリ辛が味全体を引き締め、マヨネーズのまろやかなコクが全体を包み込むという完璧な構成でした。
正直、屋台飯としては驚くほど完成度が高く、
「これを空港から徒歩圏で食べられるのは反則だ…」
と思うほどです。
営業時間と注意点:ケバブが売り切れたら終了
とても重要なポイントですが、
この屋台はケバブ肉がなくなり次第、営業終了となります。
実際に人気が集中する日だと、昼過ぎには売り切れてしまうこともあります。
ベトナムの屋台は仕込み量が限られているため、早めに行くほど確実に食べられます。
そのため、
✔ 午前中、できれば10〜11時ごろまでに行くのがおすすめです。
空港近くという立地もあって、フライト前に訪れる旅行者が多いのも理由のひとつです。隣のドリンクスタンドのベトナムコーヒーが最高
ケバブバインミーの屋台のすぐ隣に、小さなドリンクスタンドがあります。ここでぜひ注文してほしいのが ベトナムコーヒー(Cà phê sữa đá) です。
濃く抽出したコーヒーにコンデンスミルクを合わせた甘くてパンチのある味で、ケバブバインミーとの相性が抜群です。
● ケバブ肉のスパイス
● 野菜のさっぱり感
● 甘いミルクコーヒー
この組み合わせが最高のバランスで口の中をリセットしてくれます。
プラスチックカップで提供されるローカル感も含め、旅情が一気に高まる瞬間でした。
ノイバイ空港に着いたらぜひ立ち寄りたい屋台
空港から徒歩で行けて、しかもローカル飯トップクラスのクオリティ。これはハノイ旅のついでではなく「目的地になる屋台」と言っても過言ではありません。
旅行の最後にローカル飯を味わいたい人、空港の高い飲食店に入りたくない人、そして単純に珍しいグルメに挑戦したい人に強くおすすめできます。
ベトナムの庶民的な食文化と、中東のケバブ文化が混ざり合った唯一無二の一品。
ここでしか食べられない“奇跡のハイブリッドグルメ”をぜひ体験してみてください。










コメント