【聖地巡礼】シンガポール・スリングを浴びる旅!機内飲み放題からラッフルズホテルのロングバーまで完全制覇

シンガポールスリング グルメ
聖地巡礼:シンガポールスリング

空の上から始まる「ピンク色の誘惑」

シンガポールへ向かう翼、シンガポール航空(SQ)に搭乗した瞬間から、私の旅の目的は一つに絞られていました。それは、世界で最も美しいと言われるカクテル「シンガポール・スリング」を本場で味わい尽くすこと。

しかし、まさか到着前からあんな状態になるとは……。今回は、機内での「飲み放題」という贅沢すぎる洗礼から、100年以上の歴史を誇るラッフルズホテルの「ロングバー」での至福のひとときまで、その魅力を余すことなくお届けします。

シンガポール航空の洗礼:空の上の飲み放題

シンガポール航空は、世界でも数少ない「エコノミークラスでもシンガポール・スリングを無料で提供してくれる」航空会社です。

Sigapore Airline
  • 機内での体験: 離陸して間もなく、最初のドリンクサービス。迷わずシンガポール・スリングをオーダーしました。鮮やかなピンク色の液体が、雲の上の光に透けて輝きます。
  • ベロベロの理由: SQのサービスは驚くほど手厚い。グラスが空きそうになると「もう一杯いかがですか?」と笑顔で尋ねられます。甘くてフルーティーな口当たりに誘われ、地上よりもアルコールが回りやすい機内で、気づけば数杯……。シンガポールに降り立つ頃には、すでに心地よい「ベロベロ」状態。しかし、これこそが最高のプロローグでした。
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ラッフルズホテル:東洋の真珠と称される歴史

酔い覚ましの風に吹かれながら向かったのは、コロニアル様式の最高傑作「ラッフルズホテル」です。

raffles hotel singapore
  • ホテルの成り立ち: 1887年に開業したこのホテルは、当初はわずか10室の小さな寄宿舎のような建物でした。その後、アルメニア人のサーキーズ兄弟によって拡張され、高級ホテルへと進化。「東洋の真珠」と称えられ、チャーリー・チャップリンやエリザベス・テーラーなど、数々の著名人に愛されてきました。
  • シンガポール・スリングの誕生: このホテル内の「ロングバー」で、1915年頃、厳格な社会通念の中で女性が公の場でアルコールを飲むことが憚られた時代に、バーテンダーのニャン・ロッ・ブーン氏が「ジュースに見えるカクテル」として考案したのが始まりです。

聖地「ロングバー」への入場:ピーナッツの殻を床に捨てる快感

ラッフルズホテルの2階に位置するロングバーは、当時の雰囲気をそのままに残しています。

  • 独特の習慣: このバーの最大の特徴は、テーブルに置かれた大量の麻袋入りの落花生です。そして、その殻を「床にそのまま投げ捨てる」のが伝統的なルール。シンガポールの厳しいゴミ捨て禁止ルール(ポイ捨て厳禁)の中で、ここだけは「唯一ゴミを捨てても良い場所」として知られています。
  • 聖地の一杯: 目の前でシェイクされるシンガポール・スリング。機内のものとは一線を画す、フレッシュなパインアップルジュースの泡立ちと、ジンやチェリーブランデーの複雑な香りが鼻を抜けます。
Long Bar Ruffles Hotel Singapore

シンガポール・スリングの解剖:その複雑なレシピ

なぜこのカクテルは、これほどまでに人々を魅了するのか。その秘密は配合にあります。

  • レシピの構成: ドライ・ジンをベースに、チェリーブランデー、ベネディクティン(薬草酒)、コアントロー、サラワクパインアップルジュース、ライムジュース、グレナデンシロップ、そしてアクセントにアンゴスチュラ・ビターズ。
  • 味の重なり: ただ甘いだけでなく、薬草酒の苦味と柑橘の酸味が重なり合うことで、シンガポールの夕焼けのような深い余韻が生まれます。
tropical singapore sling cocktail in tall glass by swimming pool

旅の総括:なぜ「本場」で飲むべきなのか

機内ですでに堪能していた私ですが、ラッフルズホテルの重厚な空気の中で飲む一杯は、やはり別格でした。歴史、建築、そして床に散らばるピーナッツの殻。そのすべてがスパイスとなり、一杯のカクテルを「物語」に変えてくれるのです。

これからシンガポールへ向かう皆さんにアドバイスを。ぜひ、シンガポール航空の機内から「スリング修行」を始めてください。そして、最後はラッフルズホテルのロングバーで、その歴史の一部になってみてください。

Raffles Hotel, Singapore

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