タイ南部に位置するスラータニー(スラートターニー)は、サムイ島・パンガン島・タオ島へ向かう玄関口として知られ、旅行者の多くは通過するだけの街です。しかし今回はこの街そのものを目的地として訪れ、「ミシュランガイド掲載店」を中心に食い倒れの旅を決行しました。観光地の派手さはなくても、素朴で奥深いローカルグルメの宝庫として、実は食好きの間で密かに注目され始めている場所です。
本記事では、スラータニーの街の概要、バンコクからの行き方、そして実際に訪れた名店の食レポまで詳しくご紹介します。
- スラータニー(スラートターニー)とは?
- バンコクからスラータニーへの行き方
- 今回の旅は「スラータニーを目的に」来た
- ① ケオ・プラー(Keo Pla) — 魚団子麺(ミシュラン掲載店)
- ② ナイヘン(Nai Heng) — 飲茶の朝食
- ③ リアンタオイ(Lien Tai)— パートンコーとコーヒー(ミシュラン掲載店)
- ④ ヘン・カオムーデン(Heng Khao Moo Daeng) — カオムーデン(ミシュラン掲載店)
- ⑤ カオプララムロンソン・ラオオウ — ムーサテー(ミシュラン掲載店)
- ⑥ ステーキ・ルンヤイ — ポークステーキとカオパッド
- ⑦ セントラルデパートのフードコート — モツ入りクイッティアオ
- ⑧ ナイトマーケット — パットシーユーを食す!
- まとめ
スラータニー(スラートターニー)とは?
スラータニーはタイ南部最大の県で、街の中心部は「スラートターニー市」。かつては交易の拠点として栄えた歴史があり、街には古くからのマーケットやローカル食堂も多く残っています。
治安は比較的落ち着いており、観光客が少ない分、より素朴でリアルなタイの生活感に触れられるのが魅力です。中心街は徒歩で回れるほどコンパクトで、交通量もバンコクほど多くありません。
それゆえ、多くの旅行者は島に向かうためだけに訪れますが、実は「タイローカル料理の聖地」と言っても過言ではないほど、食文化が豊かです。
バンコクからスラータニーへの行き方
飛行機(最速・便利)
・所要時間:1時間10〜20分
・料金:片道1500〜3000バーツ前後
・空港:スラートターニー空港
空港から市街まではローカルバスで約45分。到着後はバスターミナル方面へ向かう乗り合いバンも利用できます。
鉄道(旅情派におすすめ)
・所要時間:9〜11時間
・料金:寝台で600〜1200バーツ前後
夜行列車を使うと翌朝にスラータニー駅へ到着。駅から中心街まではトゥクトゥクやソンテウで10〜15分ほどです。
バス(コスパ重視)
・所要時間:9〜10時間
・料金:500〜900バーツ前後
南バスターミナルから発着。市内のバスターミナルは各方面へアクセスしやすく、移動に便利です。
今回の旅は「スラータニーを目的に」来た
通常は島へ渡る前の“通過点”として扱われがちな街ですが、今回はあえてここを「目的地」として選択。理由はただひとつ。
“ミシュランガイド掲載のローカル名店が集まる街だから。”
実際に訪れてみると、どこも地元客でにぎわい、観光地では味わえない素朴で奥深い味が楽しめました。
◆ スラータニー 食い倒れコース
ここからは実際に訪れた店を順番に紹介していきます。
① ケオ・プラー(Keo Pla) — 魚団子麺(ミシュラン掲載店)
中心街から徒歩圏内。ローカル市場の並びにある小さな麺屋です。
名物の魚団子麺は、細麺に香ばしい揚げニンニク、甘辛ダレ、魚団子が絡み、最初の一口で“地元の味”に引き込まれます。スープは別添えで提供され、濃厚ながら後味はすっきり。麺の量はちょうどよく、食べ歩きの最初の一杯として完璧です。
② ナイヘン(Nai Heng) — 飲茶の朝食
ローカルの朝食といえばここ。店の前には蒸籠が積み上がり、湯気と香りが立ち込めています。
小籠包、シュウマイ、豚足の煮込みなど、どれも優しい味わい。特に蒸したての肉団子はふわふわで、地元民が毎日通う理由がよく分かります。
③ リアンタオイ(Lien Tai)— パートンコーとコーヒー(ミシュラン掲載店)
スラータニーで人気の朝食セット。
揚げたてのパートンコーは、外カリッ、中ふわっ。甘い練乳や豆乳に浸して食べるスタイルで、タイ南部ならではのやさしい味。ローカルコーヒーの香ばしさとも相性抜群です。
④ ヘン・カオムーデン(Heng Khao Moo Daeng) — カオムーデン(ミシュラン掲載店)
赤いタレをまとった豚チャーシューとカリカリの豚バラ、ゆで卵がのった王道の一皿。
甘じょっぱいタレがご飯と相性最高で、箸が止まらなくなる味です。ローカル店ですが店内は清潔で入りやすく、旅行者にもおすすめ。
⑤ カオプララムロンソン・ラオオウ — ムーサテー(ミシュラン掲載店)
ピーナッツソースが絶品のムーサテー(豚串焼き)が名物。
炭火でじっくり焼かれ、香りが香ばしい。甘いピーナッツソースと少し酸味のあるきゅうりのアチャートを一緒に食べると最高のバランスに。
⑥ ステーキ・ルンヤイ — ポークステーキとカオパッド
ローカルに愛される洋食屋。ポークステーキはタイ風のソースと肉の質が好き嫌いの分かれるところ。カオパッドも可もなく不可もなくビミョーな一軒でした。
⑦ セントラルデパートのフードコート — モツ入りクイッティアオ
市街からローカルバスでアクセス可能。デパート内で清潔&冷房完備のため、休憩にも最適。
モツ入りクイッティアオは意外と本格的で、濃厚スープとモツの旨味がしっかり効いた一杯でした。
移動手段
・市街 → セントラルデパートはローカルバス or Grab
・他の店へはすべて徒歩移動可能
街のサイズがコンパクトなので歩きやすいのも魅力です。
⑧ ナイトマーケット — パットシーユーを食す!
夜はスラータニー中心部のナイトマーケットへ。観光地ほど派手さはありませんが、地元の人々の生活感に満ちた温かい雰囲気が魅力です。歩いていると、鉄板の前で豪快に麺を炒める屋台を発見。
ここで注文した パットシーユー が想像以上の完成度。
・太めのセンヤイが甘い醤油ダレをしっかり吸い込んでいる
・具材は豚肉、卵、野菜という王道の組み合わせ
・鉄板特有の香ばしい“焦げの旨味”が強烈
・屋台独特の火力が生む深みのある味わい
地元の学生や家族連れに混ざって食べるローカルディナーは、旅の醍醐味そのもの。外の空気を感じながら食べるパットシーユーは、レストランで食べるそれとはまた違う美味しさでした。
まとめ
スラータニーは島への通過点ではなく、“ローカル飯の宝庫” でした。ミシュラン掲載店から屋台のパットシーユーまで、どれも飾らず素朴で、地元民に愛される味ばかり。
島に行く予定がある人も、スラータニーをスルーするのは本当にもったいない。ローカルの暮らしと味を楽しむために、ぜひ一度“食い倒れを目的に”訪れてほしい街です。
観光地のような派手さはありませんが、素朴で落ち着いたローカルマーケット。今回は食べすぎで満腹だったため、見学のみで終了しました。
ローカルが愛する味をそのまま楽しめる街として、食好きの旅行者には間違いなくおすすめです。
























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